ポンズとポックルを4つの基準で比べてみる。差がいちばんはっきり出るのは、NGLで2人の手を離れたものの行き先です。ポンズが蜂に託した手紙は人間の側に届き、それを手がかりにカイトたちが現場へ急いだ。ポックルからは、念の体系の知識が蟻の側に渡った。
287期の試験で受かったのはポックルで、ポンズは落ちています。試験の上で先を行った側と、最後に人間の役に立った側が入れ替わる。その理由は、2人が4次試験で使った道具の違いから読めます。
※ハンター試験編とキメラアント編の序盤(〜19巻)の内容に触れます。扱うのは単行本既刊分(〜39巻)まで。
ハンターハンターのポンズとポックルを比べる4つの基準
比べる基準は4つ。287期の試験の結果、4次試験で使った道具、NGLでの出来事、そして2人の手を離れたものの行き先です。2人は同じ287期の受験者です。キメラアント編では、ポックルが組んだチームの一員としてポンズもNGLに入っている。前提がそろっているぶん、違いは基準ごとにそのまま出ます。
ポンズとポックルの比較表|287期の結果・4次試験の道具・NGLでの出来事
| ポンズ | ポックル | |
|---|---|---|
| 287期の結果 | 4次試験で脱落 | 合格 |
| 4次試験の道具 | 帽子の毒蜂・眠らせるガス | 弓矢(毒矢) |
| NGLでの出来事 | 蜂に救援の手紙を託した直後に撃たれる | 毒で連れ去られ、脳を探られる |
| 手を離れたものの行き先 | 手紙 → 人間の側(カイトたちが現場へ) | 念の体系の知識 → 蟻の側 |
合否の違いは、このあとの入れ替わりの前提になります。試験ではポックルが上にいた。
道具の違いは、2人の動き方の違いです。ポンズは自分で殴り合わず、先に仕掛けを用意する。ポックルは弓矢で自分から撃つ。この違いが、NGLで手を離れたものの違いにつながっています。
ポンズは先に仕掛けを用意する人物で、最後の手紙もその形だった
毒の場面の使い方を見ても、ポンズは先に仕掛けを用意する側だ。4次試験では、帽子に毒蜂を潜ませ、眠らせるガスを持っていた。
NGLでも、ポンズは同じやり方で動いた。キメラアントにチームが襲われ、捕まったポックルを救うために、蜂へ救援の手紙を託します。その直後、蟻のギョガンに撃たれて死んだ。
手紙を受け取ったのは、蟻を調べていたカイトたちでした。カイトの一行は、ポンズの知らせで蟻の居場所を知り、現場へ急いでいる。カイトの調査チームとゴン・キルアが蟻の群れに向かう流れには、ポンズの手紙が入っていました。本人は手紙を出したところで命を落としたが、最後に用意した仕掛けは人間の側で役に立った。
ポックルからは、念の体系の知識が蟻の側に渡った
ポックルのほうは逆向き。神経を麻痺させる毒で連れ去られ、ピトーに脳を探られて念の知識を抜かれた。そのあと、女王の食料にされています。
抜かれたのは、念の系統や水見式といった体系の知識でした。蟻の側は、その情報を元に水見式を試している。ただし、蟻で最初に念に目覚めたのはラモットで、ポックルが脳を探られる前のこと。キメラアントの念の出どころは2つに分かれていて、ポックルから渡ったのはそのうちの体系の側です。知識は本人の意思で渡したものではない。役割の話はポックルの役割に任せます。
ポンズとポックルは、手を離れたものが役に立った側が逆だった
287期の結果では、ポックルが受かり、ポンズは落ちた。ところがNGLで手を離れたものを比べると、向きが入れ替わる。不合格だったポンズの手紙は人間の側に届き、合格したポックルの知識は蟻の側に渡った。
俺がこの2人を比べて気になるのは、入れ替わりの理由がどちらも本人の持ち物にあることです。ポンズは先に仕掛けを用意する人物だったから、撃たれる前に手紙を残せた。ポックルは合格して念を学んでいたから、抜かれる知識を持っていた。試験で落ちた側の用意が人間を助け、受かった側の学びが蟻に渡っています。
ポンズが「かわいそう」と検索されるのも、この形と無関係ではないと思う。落ちた側の人物が、最後に人を助ける手紙を残して死んでいるからです。
ファンのあいだでは2人を恋人とみる声もありますが、原作の試験編では2人の絡みは描かれていません。同行の場面はアニメで足されたものです。2人に共通するのは関係の深さではありません。同じNGLで手を離れたものが、人間と蟻の逆の側に届いたことです。
まとめ|ポンズとポックルの比較
- ポンズとポックルは、同じ287期の受験者で、NGLに同じチームで入った
- 287期の結果はポンズが不合格、ポックルが合格。4次試験の道具は仕掛け(毒蜂・ガス)と弓矢
- ポンズは撃たれる前に蜂へ救援の手紙を託し、受け取ったカイトたちは蟻の居場所を知って現場へ急いだ
- ポックルは脳を探られ、念の体系(系統・水見式)の知識が蟻の側に渡った
- 仕掛けを用意するポンズの手紙は人間の側へ、念を学んだポックルの知識は蟻の側へ届いた
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