「ハンターハンター 可哀想」と打って出てくる人物は、ほとんどが人間です。2026年10月26日と30日に集めた候補で、蟻と決めて数えられるのはメルエムだけでした。
キメラアント編の泣ける場面は、メルエムとコムギの最期やレイナの帰郷のように、蟻の側に集まっていた。読者が「かわいそう」と打つ相手は、その逆の側にいます。しかも候補には、死んでいないキルアや、死が語られていないネオンまで入っている。
※キメラアント編を中心に、ヨークシン編から王位継承戦編までの人物の死に触れます。扱うのは単行本既刊分(〜39巻)まで。
「かわいそう」と検索される人物を、生死と人間か蟻かで分ける
| 分け方 | 人物 |
|---|---|
| 死んだ人間 | ポックル・ポンズ・コムギ・ゴトー・スクワラ |
| 死んだ蟻 | メルエム |
| 生きている・死が語られない | キルア・ノヴ・ネオン |
| 分けにくい | カイト・レイナ・ナニカ |
集めたのは、作品名と一緒に打ったときに直接出てくる候補の人物です。26日は「ハンターハンター 可哀想」、30日は「可哀想」と「かわいそう」の2つの語で集めました。「可哀相」の表記では候補が出ない。顔ぶれは日によって入れ替わる。26日にいたゴトーとメルエムは、30日の「可哀想」では10件の枠から落ちています。
カイト・レイナ・ナニカの3人は、人間とも蟻とも決めにくい。カイトは人間として死に、蟻の子として生まれ直した。レイナは、候補の語がどの人物を指すのかが決まらない名前です。コルトが生まれ直したカイトに付けた名前でもあり、本人はカイトと名乗っている。ナニカは人間とも蟻とも言えません。
人物の名前から引くと、話は変わります。ピトー・ユピー・プフ・メルエム・コルトの名前にも「かわいそう」が付く。人間ではゴン・クラピカ・ネテロも同じです。どの人物にも付く語なので、ここで数えたのは作品名と一緒に打ったときに上がってくる顔ぶれだけ。それでも2日とも、蟻と決められるのはメルエムだけで、レイナを入れても2人でした。
ポックルがかわいそうと検索されるのは、死んだ人間の側の代表だから
死んだ人間の側でいちばん分かりやすいのが、ポックルです。26日の「可哀想」にも、30日の「可哀想」「かわいそう」の両方にも出てくる。
ポックルは、NGLでキメラアントに捕まった。ピトーに脳を探られて念の知識を抜かれ、そのあと女王の食料にされています。最期はポックルの役割で詳しく扱っている。同じ試験を受けたポンズも、蟻から逃げる途中で撃たれて死にました。
ゴトーとスクワラも同じ側に入る。ゴトーはヒソカに、スクワラは旅団に殺されました。コムギを除く4人に共通するのは、力の差がある相手に当たったこと。コムギだけは、毒を浴びたメルエムのそばにいて、同じ毒を受けて死んでいます。
キルアは生きているのに「かわいそう」と検索される
生死で分けると収まりが悪いのが、生きている側の人物です。まずキルア。
キルアは39巻の時点で生きていて、死にかけて終わる場面もない。それでも2日とも、候補に入っています。
キルアについて本編が描いた重さは、死ではなく家の側にある。兄のイルミに、脳へ針を埋め込まれていた。勝てない相手とは戦わずに逃げろ、という縛りで、格上の前では体が思うように動かなくなる。キメラアント編で、キルアは自分でその針を抜いています。経緯はイルミの針の記事で追っている。
死んだ人間の側の「かわいそう」は、命を落とした結果に向いている。キルアの「かわいそう」は、生きている人物が背負わされたものに向いていると読めます。同じ「かわいそう」が、死んだ人物にも生きている人物にも打たれている。
ネオンは死が語られないまま「かわいそう」の側にいる
もう1人がネオンです。ネオンの死を語った人物は、原作に一人もいない。
それでもネオンの死亡説は根強い。根拠は、クロロの本から、ネオンから盗んだ能力が消えたことです。盗んだ能力は元の持ち主が死ぬと本から消える、とされている。その一点から死を推定する読み方が広まっている。死亡キャラの確かさでいえば、「推定された死」にあたります。
ネオンは、死んだ側にも生きている側にも決められない人物です。それなのに検索窓では、死んだ人間と同じ「かわいそう」の顔ぶれに並ぶ。推定の死が、死と同じように受け取られているのかもしれません。能力を失ったこと自体が気の毒がられている、という読み方もできる。
読者がかわいそうと気の毒がるのは人間の側
キルアとネオンを見ると、「かわいそう」と打たれるかどうかは、死んだかどうかでは決まっていない。残るのは、人間か蟻かの差でした。
キメラアント編の人物だけに絞っても、向きは同じです。候補に出る人間はポックル・ポンズ・コムギ・ノヴ・キルアの5人で、蟻と決められるのはメルエムだけ。ヂートゥは候補の顔ぶれではなく、「ヂートゥ かわいそう」という検索語のほうで上がってくる蟻です。ヂートゥとレイナを足しても、蟻は3人まで。
泣ける場面のほうは、メルエムとコムギの最期を1つの蟻の場面として挙げていた。ここではコムギを人間の側に入れているので、比べ方は同じではありません。それでも向きは逆になる。泣ける場面は蟻の側に集まり、「かわいそう」の候補は人間の側に集まっています。
泣けると挙がる場面には、人間に近づいていく蟻が描かれていた。冨樫が王と女王の側に置いたのは、涙を誘う最期でした。読者が気の毒がる相手は、蟻に命を取られた人間と、生きたまま重いものを背負わされた人間の側にいる。
まとめ|ハンターハンターの可哀想なキャラ
- 「ハンターハンター 可哀想/かわいそう」で出る候補の人物は、2026年10月26日・30日とも人間が大半で、蟻と決められるのはメルエムだけ
- 死んだ人間の側の代表はポックル。ポンズ・コムギ・ゴトー・スクワラも同じ側
- キルアは生きているのに候補に入る。向いているのは、イルミの針のように背負わされたものと読める
- ネオンは死が語られないまま、死んだ人間と同じ顔ぶれに並ぶ
- 泣ける場面は蟻の側に集まり、「かわいそう」の候補は人間の側に集まる
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