No.072「9月1日①」から No.128「9月10日⑤」まで、57話。ヨークシン編は、話数の題名がそのまま日付になっています。
だから期間を推測する必要がない。題名を数えるだけで日数が出ます。
ただし、題名に現れるのは7日ぶんだけ。9月1日から9月10日までのうち、3日には話数が1つも付いていません。
※ヨークシン編に触れます。扱うのは単行本既刊分(〜39巻)まで。
ヨークシン編の話数は、題名の位置に日付が入っている
数えるのは、日付の題名が付いた話数だけです。No.072 から No.128 まで。次の No.129 で題名は「懸賞都市 アントキバ」に戻り、日付が消える。
ここで切り分けておきたいのは、「会期が何日間か」という話との関係だ。大競り市が9月1日からの10日間だという説明は、解説資料の側にあります。題名の側から出るのは、9月1日から9月10日までが描かれた、という事実のほうだ。
競売そのものが表と地下の二層に分かれていた話は、別に整理しました(→ ヨークシンの地下競売は表の競売と別物)。
9月の日付ごとに、話数を数える
題名の日付ごとに話数を並べると、こうなります。
| 日付 | 話数 | 本数 |
|---|---|---|
| 9月1日 | No.072〜078 | 7 |
| 9月2日 | No.079〜084 | 6 |
| 9月3日 | No.085〜101 | 17 |
| 9月4日 | No.102〜119 | 18 |
| 9月6日 | No.120〜123 | 4 |
| 9月7日 | No.124 | 1 |
| 9月10日 | No.124〜128 | 5 |
本数を足すと58になります。ただし話数の一覧では、No.124 が9月7日と9月10日の両方に置かれている。通し番号で数えれば No.072 から No.128 までの57話です。
10日で平均すると1日あたり5.7話。ところが実際の配分は、まるでそろっていない。いちばん多い9月4日の18話と、いちばん少ない9月7日の1話で、18倍の開きがあります。
この数え方は、3つの前提に寄りかかっている
ここまで57話と数えてきたが、この数え方は前提つきだ。何を前提にしているのかを先に出しておきます。
1つ目は、題名の日付を出来事の日付として読んでよいか。題名は話数に振られた見出しで、話の中身がその日に収まりきる保証までは出てこない。
2つ目は、No.124 をどう数えるか。一覧では2つの日付に置かれているので、日ごとに足すと58、通し番号で数えると57になる。どちらを採るかで、1話ぶんずれます。
3つ目は、No.129 より後にヨークシンの出来事が持ち越されていないか。年表を日ごとに追った範囲では、9月10日より後ろへはみ出す出来事は見つかりませんでした。旅団の襲撃も、クロロの捕縛も、人質の交換も、9月4日までに置かれています。
この3つを置いたうえで、57話・10日ぶんという数え方は成り立つ。同じように日数を数えた記事がもう1本あります。そちらでは全体で14日前後かかっていても、原作の数字だけで確定できるのは10日ぶんでした(→ ハンター試験の日数は10日ぶんしか確定していない)。
題名に現れない日が3日ぶんある
日付が飛んでいる箇所があります。9月5日、9月8日、9月9日。この3日には、題名の付いた話数が1つもない。
10日と数えるなら、題名に現れるのは7日だけです。残る3日は、話数の側からはないのと同じ扱いになっています。
しかも飛んでいる位置に偏りがある。前半の9月1日から4日までに48話。57話のうち8割強がここに入る。決着がついたあとの9月6日は4話、9月7日は1話。
つまり題名の日付は、10日ぶんを均等に割ってはいない。話が動いている数日だけが、日付ごとに細かく刻まれています。
日付を題名にすると、読者に何が渡るか
題名が日付になっていると、読んでいる側は常に残り日数を数えられる。今が何日目で、あと何日あるのか。ページをめくるたびに、その情報が題名の位置から入ってくる。
期限そのものは、ヨークシンへ着く前から示されていました。ゴンとキルアはクラピカたちと、9月1日にヨークシンで集まる約束をしていたからです。先に日が決まっていて、そこから話が始まる。
この作りだと、登場人物の側に引き延ばしという手が残らない。旅団は初日から動き、クラピカは集合日より前に雇われている。ゴンたちは金を作る必要があり、その期間の内側で動くことになる。期日をずらして仕切り直す、という選択肢が誰にもない。
9月5日・8日・9日が飛んでいるのも、この読み方なら説明がつく。決着のあとに残った日は、数える必要がなくなった日だ。題名に付いた日付が数えていたのは、期限までの残りのほうだったのではないか。
クラピカが鎖を使うときの支払いも、この10日の内側で起きている(→ クラピカの念能力は“二段構え”)。年単位で何年が経ったのかは、別に数えました(→ ハンターハンターは作中で何年経ったのか)。
まとめ|ヨークシン編は何日間か
- 話数の題名が日付になっている。No.072「9月1日①」から No.128「9月10日⑤」まで57話
- 日ごとに数えると、9月3日が17話、9月4日が18話。前半4日だけで48話が入る
- 9月5日・8日・9日には、題名の付いた話数が1つもない。10日のうち現れるのは7日ぶん
- 数え方は3つの前提に寄りかかっている。題名の日付を出来事の日付と読むこと、No.124 を二重に数えないこと、No.129 より後へはみ出していないこと
- 「9月1日からの10日間」という会期の説明は解説資料の側にある。題名から出るのは9月10日までが描かれた、というところまで
No.129 で題名から日付が消え、話は次の街へ移ります。話数の題名がそのまま日付になっているのは、ヨークシン編のこの57話だけです。
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