ポックルの七色弓箭(レインボウ)は、矢が7種類あるとされる能力です。では作中で実際に撃たれたのは、そのうち何色か。赤と橙の2色だけ。
ほかの能力も同じ形をしている。大和撫子七変化で描かれた形は2つ。百式観音で名前の出た掌は4つ。能力名の数字が色や形のような数えられるものを指すとき、作中で描かれた数は名前の数に届いていません。
※天空闘技場編から王位継承戦編までの能力に触れます。扱うのは単行本既刊分(〜39巻)まで。
七色弓箭の7種類の矢のうち、作中に出たのは赤と橙の2色
七色弓箭は、オーラで作った矢を撃ち分けるポックルの念能力。Wikipedia などの資料では、矢は7種類あるとされている。名前の「七」が、そのまま矢の種類の数として説明されている形です。
作中で撃たれたのは2色。赤は当たると燃える矢、橙はいちばん速い矢。残りの5色は、色も効果も出てこない。
7種類のうち描かれたのは2種類。割合にすると、名前の数の3割に届かない計算です。
名前の数と描かれた数の差は、作中で埋まらないまま。ポックルが編の中で果たした役割は、ポックルは“蟻編の戦犯”なのかで書きました。
念能力の名前に入った数字と、作中で描かれた数
名前に数字の入った念能力から、4つを比べます。どれも、その数字が色・形・掌・命のように1つ、2つと数えられるものを指す能力です。
| 能力名 | 使い手 | 名前の数 | 数えるもの | 作中で描かれた数 |
|---|---|---|---|---|
| 七色弓箭(レインボウ) | ポックル | 7 | 矢の色 | 2色 |
| 大和撫子七変化(ライダーズハイ) | ツボネ | 7 | 乗り物の形 | 2つ |
| 百式観音 | ネテロ | 100 | 掌 | 名前の出た掌が4つ |
| 百万回生きた猫(ネコノナマエ) | カミーラ | 100万 | 生き返る回数 | 1回 |
4つとも、描かれた数が名前の数を下回る。割合まで出せるのは、7種類とされている七色弓箭だけです。残りの3つは、名前の数を総数と読んだときの値。七変化は3割弱、百式観音は4%、百万回生きた猫は100万分の1になる。
大和撫子七変化で描かれたのは、バイクの形と空を飛ぶ形の2つ。どちらも乗り手を先に呼んでから変わっています。その順番の話はツボネの念能力の記事にあります。
百万回生きた猫は、カミーラが殺されると発動して本人を生き返らせる能力。作中で生き返りが描かれたのは1回だけ。条件の作りはカミーラの念能力で整理しています。
百式観音で名前が出た掌は、壱・参・九十九・零の4つ
ネテロの百式観音で、番号つきの名前が出た掌は次の4つです。
- 壱乃掌: 腕を振り下ろして叩き潰す
- 参乃掌: 両手を打ち合わせて挟み潰す
- 九十九乃掌: 掌打を続けざまに打ち込む
- 零乃掌: 相手を背後から包み、全オーラを光弾にして放つ
番号が飛んでいる。壱の次は参で、弐は出てこない。参の次はいきなり九十九。
番号の並びから推定できることが1つあります。零から九十九まで番号があるなら、数えて100通り。百式の「百」と同じ数になる。ただしこれは、名前に出た番号の端から逆算した数。途中の番号が名前つきで出てくる場面は見当たりません。
零乃掌を撃つ前にネテロが何を差し出すのかは、ハンターハンターの必殺技の記事で比べました。
名前どおりに描かれる例外は、2と4の数と刹那の10秒
数字の入った名前が、全部描かれた数を下回るとは限りません。名前どおりに描かれる例外は2種類。
1つ目は小さな数。カストロのダブルは、分身1体と本人の2人で戦う能力で、名前の2と合う。無限四刀流は4本の曲刀を操ります。2や4なら、名前の数がそのまま絵になっている。
2つ目は時間の数。ツェリードニヒの刹那の10秒は、絶をしているあいだに10秒先の未来を見る能力です。名前の10秒は、作中でもそのまま10秒として働いている。7以上の数で名前どおりに描かれた例は、ほかに見当たりません。
時間は、色や掌のように1つずつ並べて見せるものではない。10秒という長さが能力の決まりそのものなので、描けば名前どおりになる。数えられるものを指す数とは、数字の働きが違います。
ダブルが作る分身の出来はカストロの念能力、刹那の10秒の中身はツェリードニヒの念能力に書いています。
大和撫子七変化と百式観音の数字は、何の個数か書かれていない
名前の数と描かれた数を比べられるのは、名前の数字を数えられるものの総数と読んだときです。名前の数字が総数だと資料で確かめられるのは、4つのうち七色弓箭だけ。
大和撫子七変化の能力説明は、自分の体をもとに様々な乗り物を具現化する、というもの。7種類とは書かれていません。七変化は、物事がくるくる変わることを言う言い回しでもある。
百式観音も、能力の説明に掌が100種類あるとは書かれていない。百万回生きた猫も、能力の説明に生き返れる回数は書かれていません。名前から百万回と読む声はあります。
前提は、ほかに2つあります。百式観音の4は、名前の出た掌だけを数えた数です。名前の付かない掌の打撃まで入れれば、描かれた掌はもっと増える。ただ、名前の付かない打撃は番号で1つずつ数えられていないので、名前の数と比べる側には入れにくい。
もう1つは、描かれた数が単行本既刊分(〜39巻)までの数だということ。今後の話で、ツボネの残りの形などが出る可能性はあります(ポックルとネテロは作中で亡くなっているので、色と掌が増えるのは回想くらい)。それでも、いま描かれている数が名前の数より小さいことは変わらない。
レイザーの14人の悪魔は、14が何を数えた数かで資料の読みが分かれる。念獣の番号 No.0〜13 の幅とする資料がある。船長レイザーの下にいる海賊の人数とする資料もあります。番号の振られた念獣で出てきたのは、No.0〜7 と合体の No.13。番号の読みなら、14通りのうち出たのは9つ。
前提をゆるめると、結論の言い方が変わります。名前の数字が総数だと確かめられる七色弓箭は「7のうち2」。それ以外の3つは「名前が大きな数を言っているのに、描かれたのは少ない」までしか言えない。
それでも、描かれた数が名前の数より小さいことは動かない。数字を総数と読んでも、大まかな多さと読んでも、2形態と4つの掌と1回の蘇生は小さい側にいる。前提が効くのは差の大きさのほうで、差の向きではないと俺は思います。
念能力の名前の数字は、描かれた数より大きい
名前に入った数字が色・形・掌・命を指す4つの能力では、描かれた数はどれも名前の数に届かない。7種類とされる七色弓箭でも、出たのは2色でした。
名前どおりに描かれるのは、2や4の小さな数と、刹那の10秒のような時間の数です。並べて見せられる数のうち大きなものほど、描かれずに残っている。4つとも同じ向きの差が出ている。冨樫は名前では大きな数を掲げ、作中ではその一部だけを見せる書き方をしている、と俺は読む。
まとめ|念能力の名前に入った数字
- 七色弓箭(レインボウ)の矢は7種類あるとされ、作中で撃たれたのは赤と橙の2色だけ
- 大和撫子七変化で描かれた形は2つ、百式観音で名前が出た掌は壱・参・九十九・零の4つ、百万回生きた猫の蘇生は1回
- 名前どおりに描かれるのは、ダブル・無限四刀流の2と4の数と、時間の数の刹那の10秒
- 名前の数字が総数だと資料で確かめられるのは七色弓箭だけ。それでも、描かれた数が名前の数より小さいことはどの読み方でも変わらない
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