ヒソカのフルネームはヒソカ=モロウ。苗字が出たのは、クロロとの試合の実況でした。レオリオ=パラディナイトの苗字も、会長選挙の最中に明かされた。2人とも、そのあと苗字で呼ばれる場面は見当たらない。
逆に、本編で何度も口にされる苗字もあります。ゾルディック家とノストラードファミリー、それにネテロ会長。クラピカのように、苗字そのものが出てこない人物もいる。分かれ目は、苗字が家・組織・会長の席のどれかと結びついているかどうか。
結びついた苗字は繰り返し口にされ、結びつかない苗字は明かされたところで止まる。冨樫は苗字を、その人の所属を示す名前として使っているのではないか。5つの苗字を比べて立てた仮説です。
※ヨークシン編、会長選挙編、ヒソカとクロロの試合までの内容に触れます。扱うのは単行本既刊分(〜39巻)まで。
ヒソカのフルネームとレオリオのフルネームは、後から明かされた
ヒソカ=モロウの苗字が出たのは、34巻 No.351「死闘」。クロロとの試合を伝える実況の中でした。ハンター試験編から出ていた人物の苗字が、ここで初めて明かされた。表記は「モロウ」で、資料によっては「モロー」とも書かれます。
試合の中身はヒソカvsクロロはどっちが強い?が詳しい。ヒソカの家族らしい人物は、本編に見当たりません。同じ苗字の人物がいないので、モロウは家の名前として使われる場がない。
レオリオ=パラディナイトの苗字が出たのは、会長選挙の最中。話数でいえば31巻 No.326「開戦」とされる。レオリオもゴンと同じ第287期の受験者だ。選挙がどう進んだかは、会長選挙が9回続いた理由で追っています。
2人に共通するのは、苗字が明かされたあとの呼ばれ方。他人が「モロウ」「パラディナイト」と呼ぶ場面は見当たらず、周りは名前のほうで呼び続けている。
ゾルディック家は、観光バスのガイドまでが苗字で呼ぶ
キルア=ゾルディックの苗字は、周りの口からも出てきます。5巻 No.39、ククルーマウンテンへ向かう観光バスの場面。ガイドが、ゾルディック家の家族構成を語って聞かせます。
父シルバ、祖父ゼノ、兄イルミ。家族はみな同じゾルディックの苗字で出てくる。一家の念能力と暗殺術は、ゾルディック家の念能力まとめで系統ごとに整理している。
観光バスの案内に入るほど、ゾルディックの名は家の外に知られている。この苗字が指しているのは、キルア個人ではなく、暗殺を家業にする一家です。苗字を聞けば、どの家の人間かが分かる。
ノストラードは家の苗字が組織の名前に、クラピカには苗字が無い
ネオン=ノストラードと父ライト=ノストラードは、ヨークシン編に出てくる親子。ライトはマフィアの組長で、組織の名前はノストラードファミリー。家族の苗字が、そのまま組織の名前になっている。
この組織に、クラピカが護衛として入る。クラピカ自身には、苗字が本編に出てきません。人物に添えられるのは、クルタ族という一族の名前。一族の名前が先に出てくる理由はクラピカの性別より先に、原作はクルタ族を出すで読める。
そのクラピカが、今はノストラードファミリーの若頭です。苗字を持たない人物が、他人の苗字がついた組織で役職に就いた。人物事典によると、ライトは心労で精神のバランスを崩した。それでも同じ事典は、組織をノストラードファミリーのまま書いている。ファミリーが占いを失ってからの話はノストラード組は念能力1つで回っていたへ。
ハンターハンターで苗字が呼ばれ続けるのは、家と組織の名前になったとき
ゾルディック・ノストラード・モロウ・パラディナイトを、結びついている先と呼ばれ方で比べます。呼ばれ方は、他人の口から苗字が出るときの形です。
| 苗字 | 結びついている先 | 呼ばれ方 |
|---|---|---|
| ゾルディック | 家 | ゾルディック家 |
| ノストラード | 家と組織 | ノストラードファミリー |
| モロウ | なし | 見当たらない |
| パラディナイト | なし | 見当たらない |
ゾルディックとノストラードは、家やファミリーが付いた形で口にされる。モロウとパラディナイトには、付ける言葉がありません。
冨樫は苗字を、個人を呼び分ける名前としてより、家や組織を示す名前として使っている。俺の仮説はこれです。ヒソカもレオリオも、同じ苗字の家や組織に属して動く人物ではない。苗字が指す先が本編に無いので、呼ばれる場が生まれないと読めます。
クラピカの扱いも、この仮説に沿う。苗字の代わりに、クルタ族という一族の名前で示されるからです。名前で示されているのは、クラピカ個人ではなく、属している一族のほう。
ネテロは例外、家でも組織でもない苗字が会長の席と一緒に語られる
アイザック=ネテロのネテロは、家の名前でも組織の名前でもありません。それでもネテロの名は、作中でも解説でも「会長」の肩書きと一緒に語られる。解説の文章で目にするのも、「ネテロ会長」という書き方です。
家と組織までの仮説では、ネテロは外れる。個人の苗字なのに、ハンター協会の会長の席と結びついているからです。仮説を広げると、苗字が働くのは家・組織・席のどれか、つまり所属を指すときになる。
ネテロの息子を名乗るビヨンド=ネテロも、同じ苗字を持つ。ビヨンドの苗字は、会長の席ではなく、息子という名乗りと一緒に出てくる。指しているのは親子のつながりで、所属を示す苗字という点では仮説の側に入ります。2人が暗黒大陸に何を求めたかは、ビヨンドとネテロが暗黒大陸に求めたもので比べました。
冨樫が苗字を呼ばせる場面と、モロウがもう一度呼ばれる条件
モロウとパラディナイトは、試合と選挙という大きな催しの中で明かされた。明かされたあとの場面で、その苗字を使う人物は見当たりません。
ゾルディック・ノストラード・ネテロは、他人の口や解説の文章で、家・組織・会長の席と一緒に出てくる。3つとも、その人がどこにいるかが話に関わる場面で使われている。
モロウがもう一度呼ばれるのは、同じ苗字の家族が本編に出てきたときだろう。冨樫の苗字の使い方がこのとおりなら、そうなる。俺が待っているのは、その場面です。
まとめ|ハンターハンターのフルネームと苗字の呼ばれ方
- ヒソカのフルネームはヒソカ=モロウ。34巻 No.351、クロロとの試合の実況で苗字が明かされた
- レオリオ=パラディナイトの苗字は会長選挙の最中に明かされた。2人とも、そのあと苗字で呼ばれる場面は見当たらない
- ゾルディック家とノストラードファミリーは、苗字が家や組織の名前として繰り返し口にされる
- クラピカには苗字が出てこない。苗字の代わりに、クルタ族という一族の名前で示される
- ネテロは家でも組織でもない苗字だが、「会長」の肩書きと一緒に語られる。苗字が働くのは、家・組織・席のどれかを指すとき
関連記事:
- ハンターハンターで名前が変わった人物 — 名前そのものが入れ替わった人物たち
- ハンターハンターの登場人物の年齢 — 年齢が本編で語られる場面の共通点
- ハンターハンターの誕生日 — 誕生日の数字はどこから来ているか
