410話を39冊に分けると、1冊あたり10.5話。ところが実際は、10話入っている巻が20冊、12話入っている巻が12冊あります。
11話の巻は、1冊もない。収録話数はまんべんなく散らばっているのではなく、10話と12話の2つに割れている。そして巻の終わりが編の終わりと重なった場所は、完結した8つの編のうち1か所だけです。
※ハンター試験編から王位継承戦編までの範囲に触れます。数えたのは単行本の1〜39巻で、0巻は含めていません。編の区切りは原作に明示がないため、資料のあいだで一致している9編の区切りを使いました。
収録話数は8話から13話までしか動かない
収録話数は、集英社の公式目次で1冊ずつ確かめられます。No.001 から No.410 まで、話数は途切れていません。
いちばん薄いのは1巻。No.001「出発の日」から No.008「もうひとつの敵」までの8話です。いちばん厚いのは24巻で、No.248 から No.260 までの13話。
幅にすると8話から13話。1.6倍しか開いていない。単行本は、思ったより同じ厚さで並んでいます。
収録話数は10話と12話に割れる
10.5話という平均は、実態を表していません。
10話の巻が20冊、12話の巻が12冊。この2つで39冊中32冊を占めます。全体の8割以上がどちらかに入っている計算です。
そして11話の巻は1冊も存在しない。平均の10.5話を挟んで、上と下にきっぱり分かれた形になっています。
12巻から23巻は12話、25巻からは10話
2つの塊は、時期で切り替わります。ばらばらに混ざっているわけではない。
| 巻 | 1冊あたりの収録話数 | 冊数 |
|---|---|---|
| 1巻 | 8話 | 1冊 |
| 2〜5巻・7巻 | 9話 | 5冊 |
| 6巻・8〜11巻 | 10話 | 5冊 |
| 12〜23巻 | 12話 | 12冊 |
| 24巻 | 13話 | 1冊 |
| 25〜39巻 | 10話 | 15冊 |
12巻(No.104〜115)から23巻(No.236〜247)までは、12冊続けて12話ちょうど。25巻(No.261〜270)から39巻(No.401〜410)までは、15冊続けて10話ちょうど。
間に挟まった24巻の13話が、12話から10話へ変わる境目にあたる。連載の初期だけが8〜9話と薄い。中盤でいちばん厚くなり、後半は10話に落ち着きました。
1話あたりのページ数と、巻に入る話数は逆に動く
ここからは、その切り替わりが何と対応しているかを見ていきます。公式の目次には、話ごとの開始ページまで載っている巻があります。
12話が続いた時期の巻を開くと、刻みは16ページ。23巻は No.236 が7ページ、No.237 が23ページ、No.238 が39ページ。17巻も No.164 が7ページ、No.165 が23ページで、刻みは変わっていない。
10話に戻った25巻では、No.261 が7ページ、No.262 が27ページ。刻みが20ページに変わっている。
16ページなのは12巻から24巻までの時期だけで、その前後はどちらも20ページ刻みです。連載の初期が8〜9話と薄いのも、同じ式で説明がつく。192ページを20ページで割れば9話です。
本としての厚さは大きく動きません。12話の巻は192〜200ページ、10話の巻は200〜208ページ。いちばん厚い24巻でも216ページです。
つまり1話が20ページから16ページへ短くなった時期だけ、巻に入る話数が12話へ増えている。ページの刻みと収録話数は、逆向きに動いています。
俺がこの数字を見ていて面白いと思ったのは、動いたのが本の厚さではなく1話の長さだったこと。ただし刻みを直接確かめられたのは数冊ぶん。39巻すべてでこの対応が成り立つとまでは言えません。
編の長さは6話から133話まで開く
物語の区切りである編のほうは、まったくそろっていません。
いちばん短いゾルディック家編が6話、いちばん長いキメラアント編が133話(→ ハンターハンターの編は何話ずつか)。開きは22倍あります。巻のほうは1.6倍でした。
6話しかないゾルディック家編は、5巻の中に丸ごと収まっている。しかもこの5巻には、ハンター試験編の終わりの2話と天空闘技場編の第1話も同居しています。1冊に3つの編が入っている計算です。
逆に133話のキメラアント編は、18巻から30巻まで13冊にまたがる。
編の長さが22倍も違うのに、巻は1.6倍に収まる。つまり巻の側は、編に合わせていません。
巻の終わりと編の終わりが重なったのは1か所
完結した8つの編の最終話は、39巻それぞれの最終話とどこで重なるのか。
重なったのはNo.063「これから」の1か所だけ。これが7巻の最終話で、同時に天空闘技場編の最終話でもある。次の8巻は No.064 から始まり、そこがくじら島編の第1話になっています。
残る7編は、すべて巻の途中で終わる。ヨークシン編の終わり No.119 は13巻の4話目です(→ ヨークシン編は何日間?)。キメラアント編の終わり No.318 は30巻の8話目。
逆向きの例もあります。天空闘技場編の第1話 No.044 は、5巻の最終話。新しい編が、巻の最後の1話として始まっている。
会長選挙・アルカ編の終わりは No.339 で、32巻の9話目。この巻にはもう1話 No.340「特命」が入っていて、編の切れ目から1話ぶんはみ出します。このずれが何に影響するかは、ハンターハンターのアニメはどこまで?で扱いました。
ただしこの「1か所だけ」は、編の区切りをどこに置くかで決まります。区切りの取り方が変われば、分母の8という数も動く。ここで使ったのは、資料のあいだで話数まで一致している区切りです。
まとめ|ハンターハンターの単行本の収録話数
- 全39巻の収録話数は8話から13話の幅にしか散らばらない。最小は1巻の8話、最大は24巻の13話
- 10話の巻が20冊、12話の巻が12冊で、この2つで39冊中32冊。11話の巻は1冊もない
- 12巻から23巻までは12話が12冊続き、25巻から39巻までは10話が15冊続く。時期ごとに塊で切り替わる
- 1話あたりの刻みが16ページなのは12巻から24巻までの時期だけで、その前後は20ページ。刻みが短い時期にだけ収録話数が12話へ増えている
- 編の長さは6話から133話まで22倍の開きがあるのに、巻は1.6倍に収まる。巻の終わりと編の終わりが重なったのは7巻と8巻の境目1か所だけ
1冊に何話入るかは、その巻でどこまで話が進んだかとは対応していません。対応していたのは、1話が何ページで描かれているかのほうでした。
冨樫が話を区切っている場所と、単行本が区切られている場所。39冊ぶんの目次から読み取れるのは、この2つが重なっていないところまでです。
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