アニメで描かれたのは原作の No.339「静寂」まで。続きは No.340「特命」から読めます。この話が入っているのは33巻ではなく、32巻の最後。
範囲を話数で数えると、もうひとつの形が出てきます。映像になった回数は、物語の順にきれいに減っていく。前半は2回、中盤は1回、後半は0回。
止まった位置にも共通点があります。2つのシリーズはどちらも編の変わり目で終わっている。
※会長選挙編・暗黒大陸・王位継承編の範囲に触れます。扱うのは単行本既刊分(〜39巻)まで。
2011年版アニメが描いたのは No.339 まで
2011年版は全148話。うち2話は総集編なので、原作を映像にしたのは146話です。
最終話が描いたのは、世界樹の頂上でゴンがジンと向き合う場面。原作の No.339「静寂」にあたる。
続きの No.340「特命」が入っているのは32巻。集英社の単行本の目次で確かめられます。32巻の収録は No.331〜340。
「続きは33巻から」と案内している記事もありますが、それに従うと1話飛ばすことになります。
既刊は39巻で、収録は No.401〜410。全体では410話。
1999年版はもっと手前で止まっている
1999年版はTVシリーズが62話、OVAを含めて92話。2011年版はその続編ではなく、原作の第1話から作り直した別のシリーズだ。
1999年版が描いたのは No.185「邂逅」あたりまでです。18巻の目次は No.176〜187 なので、巻の途中で止まった計算になる。
TVシリーズはヨークシン編の途中で放送を終え、続きはOVAで描かれました。
映像になった回数は、物語の順に減っていく
ここまでの数字を整理します。
| 原作の範囲 | 話数 | 全体に占める割合 | 映像になった回数 |
|---|---|---|---|
| No.1〜185 あたり(1999年版の到達点まで) | 185話 | 45.1% | 2回 |
| No.186〜339 あたり(キメラアント編・会長選挙編) | 154話 | 37.6% | 1回 |
| No.340〜410(暗黒大陸・王位継承編) | 71話 | 17.3% | 0回 |
410話のうち339話がアニメになっていて、割合にすると 82.7%。映像になっていないのは残りの71話だ。ただしこの71話は既刊39巻の時点で数えた値で、連載はまだ続いています(→ ハンターハンターの編は何話ずつか)。
上2行の境目には幅がある。1999年版の到達点が「No.185 あたり」までしか特定できないため。だから二度作られた範囲は、アニメ化済み339話のうち半分強という書き方に留める。
1回だけの154話には、キメラアント編と会長選挙編がまるごと入る(→ 会長選挙が9回続いた理由)。
同じ物語の前半ばかりが繰り返し作られて、後半は一度しか作られていない。そして最後の71話は、まだ一度も作られていません。
アニメが2度とも編の切れ目で止まったわけ
2つのシリーズが止まった位置には、共通点がある。
2011年版の最終話 No.339 は、会長選挙編の最終話でもある。次の No.340 から暗黒大陸・王位継承編が始まります。1999年版のOVAが止まった No.185 のあたりも、グリードアイランド編と次のキメラアント編のあいだ。
どちらも編の変わり目に重なっている。これは偶然というより、原作の作りから来ていると俺は見ています。
ハンターハンターは編ごとの独立性が高い。1編の長さは最短6話から最長133話まで開きがあります。区切りそのものは本編に明示されていませんが、資料のあいだで話数まで一致する編が9つある(→ ハンターハンターの編は何話ずつか)。
つまり、どこで止めても区切りとして成立しやすい。前半だけを作り直しても形になるのは、この作りがあるからだと読めます。後半をやらなくても、作品としては閉じる。
いっぽう単行本の切れ目とは、きれいに揃わない。32巻は No.340 まで収録されているので、巻で区切るとアニメの範囲より1話多い。編で数えれば切れ目は1つなのに、巻で数えると1話はみ出す。
続きのアニメ化は、2026年9月時点で発表されていません。
アニメの範囲で、数え方が動くところ
確定と言えるのは、単行本の目次と放送の記録から取れる数字までです。周辺には、まだ答えの動く部分がある。
1999年版TVシリーズ62話の到達点。原作11巻の終わりあたりとする資料もあれば、ヨークシン編の別の位置を挙げる資料もある。両者は一致していません。公式の話数一覧に当たれないため、巻数は書いていない。ここが動いても、上の計算には影響しない。
劇場版2本。「緋色の幻影」と「The LAST MISSION」は、原作の本編を映像にしたものではない。前者は冨樫の未公開ネームがもとになっていると発表されている。どちらも話数の計算には入れていない。
既刊が増えたときの割合。40巻が出れば410話の側が増えるので、17.3%という数字は動く。動かないのは「アニメが No.339 で止まっている」という位置のほうです。
まとめ|ハンターハンターのアニメはどこまで放送されたか
- 2011年版は全148話(うち2話は総集編)で、原作 No.339「静寂」まで。続きは No.340「特命」から
- No.340 は32巻の最終話。続きから読むなら32巻の末尾を開く
- 既刊39巻・410話のうち、アニメになっているのは339話で82.7%。残る71話は暗黒大陸・王位継承編のまるごと全部(→ 王位継承戦の14王子は母の序列で読む)
- 映像になった回数は物語の順に減る。前半の185話は2回、次の154話は1回、最後の71話は0回
- 2つのシリーズが止まった位置はどちらも編の変わり目。編ごとの独立性が高い作りが、前半の作り直しを成り立たせていると読める
- 幅が残るのは1999年版の到達点(No.185 あたり)と、既刊が増えたときの割合の2つ。アニメが No.339 で止まっている位置は動かない
前半が二度作られたのは、人気だけの話ではなさそうです。どこで切っても形になる作りが、先にあった。
同じ作りは、後半が映像にならないまま長く置かれていることとも無関係ではなさそうだ。続きが作られるかどうかは、まだ何も発表されていません。
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