ハンターハンターの話数の題名|数字だけになる区間が2つある

目次にこんな題名が並んでいる。No.255「5-①~2-①」。

話の中身は何も言っていない。数字と番号、そして「~」だけ。原作には、題名がこういう形しか取らない区間が2つあります。

※ハンター試験編・ヨークシン編・グリードアイランド編・キメラアント編・会長選挙編・王位継承戦編に触れます。扱うのは単行本既刊分(〜39巻)まで。

①②③の連番は、1巻から最新巻まで散らばっている

先に、編ごとの決まりのように見えるものを1つ外しておきます。

丸数字の連番です。1巻の No.005「第1次試験開始①」の時点で既に使われている。39巻の No.408〜410「交渉②〜④」にも出てくる。あいだの編にも散らばっている。

逆に、31巻と32巻には連番が1つもない。No.321「怪者」から No.340「特命」までの20話は、すべて丸数字なしの題名です。

漢字二字の題名も同じで、26巻と31巻は全10話がその形。ただし編の切れ目とは一致しない。

つまり連番も漢字二字も、編ごとの決まりではない。話がまたがるときや、締まった言葉が合うときに使われているだけです。

話数の題名が数字だけになる区間は2つある

決まりと呼べる形をしているのは、数字だけの題名が続く2つの区間だった。

1つ目はヨークシン編。No.072「9月1日①」から No.128「9月10日⑤」まで、57話にわたって題名が日付になります。手前は No.071「オークション開催!!」で、直後は No.129「懸賞都市 アントキバ」。

この区間が読者に何をさせているかは、別の記事で書いた(→ ヨークシン編は何日間?話数の題名が日付になっている57話)。日付が付いているのは、編ではなく No.072 から No.128 までの区間です(編の切れ目と話数の数え方は → ハンターハンターの編は何話ずつか)。

2つ目はキメラアント編にある。公式の目次では、遅くとも No.224「10-②」から No.260「1-④」まで。題名が数と番号の組だけになる区間です。

この区間が終わった次の話は No.261「突入①」。数字が終わった直後に、題名が語句へ戻っています。

片方は日付が増え、もう片方は数が減る

2つの区間は、数字の動く向きが逆です。

ヨークシン編は9月1日から9月10日へ進みます。読み進めるほど数字が大きくなる。キメラアント編のほうは10から1へ減っていき、1で止まる。

減るほうの数字が何を数えたものかは、目次の側には書かれていない。確かなのは、一方向に減ることと、1で終わることだけです。

向きは逆でも、題名から分かるのは同じ種類の情報だった。その話で何が起きるかではなく、区間のどこまで来たか。俺がこの2区間を並べて見たくなったのは、逆向きの数字で同じことをしているからです。

単位をまたぐ題名が、2つの区間の両方にある

似ているのは形だけではない。両方に、1つの題名が複数の単位をまたぐ話があります。

キメラアント編の No.255「5-①~2-①」。前の話は No.254「6-⑪」、次の話は No.256「2-②」です。つまり5・4・3が、この1話にまとめて収められている。

ヨークシン編にも同じ形がある。No.124「9月7日①―9月10日①」。区切りの記号は「~」と「―」で違いますが、やっていることは変わらない。

数字の題名は等間隔に進むものだと思って読むと、この2話だけ進み方が変わる。逆向きの2つの区間に、同じ例外処理が用意されている。偶然そうなったというより、数字で位置を示す作りが2回とも同じ設計で組まれている、と読めます。

連番のほうにも、崩れる形が置かれていた。No.135「いざマサドラへ!①」から始まった連番は、③のあとで形が変わる。続くのは No.138「いざマサドラへ…?」と No.139「ホントにマサドラ行くのか?」。番号を外した瞬間に、題名は中身の側へ戻っています。

数字の題名が終わったあとに来るもの

2つの区間は、どちらも数字が尽きた直後に語句の題名へ戻る。No.129「懸賞都市 アントキバ」と No.261「突入①」。

区間の内側では、題名から中身が読み取れない。「9月4日⑱」も「6-⑪」も、その話で何が起きるかを言わない。分かるのは位置だけです。

冨樫は題名を、話の中身を伝えるものとしてだけでなく、進み具合を示す目盛りとしても使っているのではないか。2つの区間は別々の編にあって、数字の向きも逆。それでも単位をまたぐ処理まで揃っているのが根拠です。

その数字は2回とも、区間の終わりで外される。No.129 と No.261 で題名が中身を言い始めた瞬間に、読者の側の数え方も止まる。数字を外すところまで含めて、同じ形が2回組まれていました。

まとめ|ハンターハンターの話数の題名はどう付けられているか

  • 題名が数字だけになる区間は2つ。ヨークシン編の日付(No.072〜No.128 の57話)と、キメラアント編で数が減っていく区間(遅くとも No.224〜No.260)
  • 数字の向きは逆で、片方は9月1日から9月10日へ進み、もう片方は10から1へ減っていく
  • 両方に単位をまたぐ題名がある。No.255「5-①~2-①」は5・4・3を1話にまとめ、No.124「9月7日①―9月10日①」も同じ形をしている
  • ①②③の連番は1巻の No.005 から39巻の No.408〜410 まで散らばっている。逆に31巻と32巻の20話には1つも出てこない。編ごとの決まりではなかった
  • 2つの区間はどちらも、数字が尽きた直後に語句の題名へ戻る

数字だけの題名が続く区間は、原作に2か所しかない。向きも編も違うのに、例外の処理まで同じ形をしています。本編を読まなくても、目次の並びだけでそこまで分かる。

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