ビヨンドの調査隊のメンバーは、ウサメーン・クルリ・マリオネ・ゴレムら、ビヨンドのアジトに集まった面々。ジンは33巻でそこへ乗り込み、パリストン経由で雇われた専門家に、報酬の倍額を前金で払うと申し出た。
ところが、ミュヘルが束ねる傭兵は金の受け渡しを嫌がります。ジンが傭兵に払ったのは、ノーウェル基金への入金と、ミュヘルの召集に逆らえない立場でした。ナンバー2の座の代償は、専門家には金、傭兵には金に加えてジン自身の自由だった。
※暗黒大陸編のうち33巻の内容に触れます。扱うのは単行本既刊分(〜39巻)まで。
ビヨンドの調査隊のメンバーは、アジトに集まった面々
ここでいう調査隊は、ジンが訪ねたアジトの顔ぶれのこと。ビヨンド本人とパリストン、あとから加わるジンのほかに、名前の出る人物が7人いる。
- ウサメーン: 板前風の見た目の男。オーラを使った手遊び「イボクリ」が得意
- クルリ: バーバード大の教授
- ミュヘル: 傭兵たちのリーダー
- マッシュル: マッシュルームカットの男
- マリオネ: ロボットのような姿の少女
- ペコテロ
- ゴレム: 具現化系の傭兵。名前は自称で、本名は分かっていない
名前の出ない面々もアジトにいる。片目を隠した男や、顔にペイントをした料理人などです。
ファン向けの人物資料では、船で王子の警護に付いたジュリアーノや、十二支んのサイユウもビヨンド側に入っています。2人とも、アジトの場面には出てこない。
ジンが調査隊の専門家と傭兵に払ったもの
アジトの面々は、入ってきた道で2つに分かれる。パリストン経由で雇われた専門家と、ミュヘルが束ねる傭兵です。
| 相手 | 名前の出る人物 | ジンが払ったもの | 返ってきたもの |
|---|---|---|---|
| パリストン経由で雇われた専門家 | ウサメーン・クルリ・マリオネ・ペコテロほか | 報酬の倍額の前金 | 全員が受け取れば指示を聞く、という条件 |
| ミュヘルが束ねる傭兵 | ミュヘル・ゴレム | ノーウェル基金への入金と、召集に逆らえない立場 | ミュヘルの承諾 |
専門家に渡したのは金だけ。傭兵には、金と一緒にジン自身の立場も渡しています。
連載時のあらすじをまとめたサイト2つが、別々の言い方で同じことを書いている。基金の口座を作ることは、ミュヘルの部下になるのと同じ。召集は断れず、戦場で逆らうことも許されない、という中身です。
俺には、2行の差が値段の差ではなく、払ったものの種類の差に見える。専門家は額を倍にすれば話を聞く側に回るが、傭兵の承諾は額では取れなかった。2つがそろって、ジンは正式にビヨンドのナンバー2になった(No.347)。
パリストン経由の専門家には、報酬の倍額を前金で払った
No.345 で、アジトの面々は自分たちを「パリストン経由でビヨンドに雇われた」と明かす。ジンはそれに「偽るなよ…専門家(スペシャリスト)だろ?」と返しています。
この中の多くは協専ハンター。クルリはバーバード大の教授です。ウサメーンは板前風の見た目で、イボクリという遊びに自信を持っていた。そのイボクリでジンに上を行かれた場面はジンの念能力と系統で扱っています。
ジンが出した条件は、報酬の倍額。実行部隊は1人15億を30億に、待機要員は2億を4億にして、前金で払うという申し出。誰が実行部隊で誰が待機要員なのかは、資料からは分からない。
金を受け取る者と、受け取らない者が出た。決まったのは、全員が受け取ると決めるまでは誰もジンの指示を聞かない、という条件です。片目を隠した男は受け取ってすぐアジトを離れ、あとで戻ってジンをナンバー2と認めています。
専門家に払ったのは金だけで、返ってきたのは「全員が受け取れば」という条件つきの約束。仕事の前に倍額を出せば、相手はジンを信じるかどうかを考えずに済む。初対面の専門家に話を聞かせる払い方として、俺は理にかなっていると思う。
ミュヘルとゴレムの傭兵は、金ではなくノーウェル基金への入金で動いた
倍額の申し出から外れたのが、ミュヘルの傭兵でした。ミュヘルは金の受け渡しに反発している。第289期ハンター試験も受けていて、その結果は第289期ハンター試験で扱っています。
ジンが次に出したのは、ノーウェル基金(勇兵遺族共済)への入金。ミュヘルがこれを承諾し、話が通りました。傭兵が大事にしているのは「横の信用」だとされます。
傭兵の戦力は、同じ場面でミュヘルが説明している。ゴレムは重火器を具現化し、そこへ放出系の能力者を「弾」として載せて撃つ。ゴレムと弾丸兼偵察援護要員の11人編成の部隊が、通称「石壁」です。
ミュヘルによれば、中長期の集団戦ではこの部隊のほうが戦闘効率がいい。念弾用に実物の銃を持ち歩くより上だ、という売り込みでした。
その石壁を束ねるリーダーの召集を、ジンは断れなくなった。横の信用を大事にする相手には、金を渡すより、同じ傭兵として並ぶほうが承諾の条件になったと俺は読む。ナンバー2の座のために払った中で、いちばん重いのはこの立場だと思います。
マッシュルとマリオネは、ジンの前で臨戦態勢を取った2人
アジトの場面で、マッシュルと一緒に臨戦態勢を取ったのがマリオネです。マリオネは「戦闘準備完了しました」と言って、戦う態勢に入っている。
ファン向けの人物資料では、マリオネは戦闘要員とされ、肩書きは協専。マッシュルは協専とも傭兵とも書かれ、本編では所属がはっきりしない。
戦える人は、パリストン経由の専門家の中にもいる。ジンが払い方を分けた相手は、戦うかどうかではなく、金で動くかどうかで分かれていました。
ジンがナンバー2の座に払ったのは、金と自分の自由
専門家には倍額の前金。傭兵には基金への入金と、ミュヘルの召集に逆らえない立場。金で動く相手には額を上げ、金で動かない相手には自分の身を出した。
もしジンが傭兵にも倍額を手渡そうとしていたら、ミュヘルの承諾は取れなかったかもしれません。払い方を1つにまとめなかったから、ナンバー2に座れた。
同じ回に、ミュヘルの部下はパリストンの芝居でジンを襲ってもいる。その仕掛けはパリストンの念能力は不明で追っています。
ジンは調査隊のナンバー2でありながら、傭兵としてはミュヘルの下にいる。暗黒大陸で召集がかかったとき、2つの立場がどう並ぶのかは、39巻の時点ではまだ描かれていません。
まとめ|ビヨンドの調査隊のメンバーとジンの払い方
- ビヨンドの調査隊のメンバーは、アジトの面々。パリストン経由で雇われた専門家と、ミュヘルが束ねる傭兵に分かれる
- 専門家(ウサメーン・クルリ・マリオネ・ペコテロほか)には、報酬の倍額を前金で払った
- 傭兵(ミュヘル・ゴレム)は金の受け渡しを嫌い、ジンはノーウェル基金(勇兵遺族共済)への入金で承諾を得た
- 基金の口座を作ったことで、ジンはミュヘルの召集に逆らえない立場に入ったとされる
- マッシュルは協専とも傭兵とも書かれ、本編では所属がはっきりしない
- ナンバー2の座の代償は、専門家には金、傭兵には金とジン自身の自由だった
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