ブラックホエール号の残り航海日数|王位継承戦に残された46〜50日

ブラックホエール1号の航海は、残りおよそ46〜50日。予定は3週間と5週間を足した8週間で、作中で確かめられる経過は出航から10日です。王位継承戦は、まだ1/6しか進んでいない。

モモゼ、サレサレ、カチョウと王子が脱落し、船内には特殊戒厳令まで出ました。それでも船は、最初の給油地点にも届いていない。

※暗黒大陸編(王位継承戦)に触れます。扱うのは単行本既刊分(〜39巻)まで。

王位継承戦に残った日数を、確定した数字だけで出す

計算に使えるのは、出航の場面で読み上げられた航海計画です。

何の数字か 種別
人類の領海域の端まで 3週間ほど=21日 作中の説明(概数)
そこから未開海域を 5週間=35日 作中の説明
足した全行程 8週間=56日 上2つの合計
確かめられる経過 10日 本編(No.389 の時点)

56日から10日を引くと、残りは46日。作中の言い方は「およそ2か月」なので、そちらを60日と読めば残りは50日になります。どちらで数えても、進んだのは1/6ほど。

最初の3週間だけで見ても、21日のうち10日。給油地点にすら着いていない。

経過日数を話数と結びつけられるのは1か所だけ

引き算の起点になる「今どこまで来たか」は、確かめるのが難しい。

日数を並べた時系列のまとめはいくつもあります。ただ、資料どうしで前後が入れ替わっている。どの話が何日目かの割り当ても食い違う。

そのなかで、話数まで名指しできる場所がひとつあります。No.389 の時点で、出航から10日。37巻に入っている話なので、単行本で確かめられる。

だから、引き算はこの10日から始めます。

8週間で着くのは暗黒大陸そのものではない

行き先の呼び方にも注意がいる。

この8週間で着くのは新大陸(仮)であって、暗黒大陸ではありません。王族と一般の渡航者はここが終点で、その先の門を目指すのは別の一団だ(→ 暗黒大陸の広さは世界の外側)。

「暗黒大陸まで2か月」と読むと、手前で止まる予定を1つ飛ばすことになります。

ここから先は、推定が混ざる

46〜50日という幅は、確定した数字の外側から来ています。幅を作っているものが3つある。

ひとつは「2か月」が概数であること。3週間・5週間のほうにも「ほど」が付いている。56日と60日のどちらを取るかで、残りは4日ずれます。

39巻(No.401〜410)の範囲まで進むと、経過は12日前後まで来る。ただし、どの話で12日目に入ったのかは資料によって割れている。話数までは特定できません。推定の側なので、引き算には使っていない。

いちばん影響が大きいのは、物語が時系列順に進んでいないことだ。同じ日を別の人物の視点で描き直し、先へ進んだあとで前の日に戻る。「最新の話数=いちばん先に進んだ日」ではない。

日程が変わった描写は、今のところ見当たりません。ただ、それも「変更されていない」証明にはならない。給油地点にまだ届いていないので、その先の予定が動く場面は描かれようがありません。

推定を足しても、残りが40日台から50日台に収まることは変わらない。ただし、1日単位まで詰めることはできない。

期限を作っているのは、継承戦の規則ではない

数字を出して見えてくるのは、この戦いに置かれた時間の性質です。

王位継承戦の規則が定めているのは、参加の資格と、生き残った1人が継ぐことだ。資格は2つ。国王の正室の子であることと、船に乗って出航セレモニーに出ること。終わる期日は入っていません(→ 王位継承戦で王子は自分では戦えない)。

代わりに置かれているのが、この航海の予定だ。新大陸(仮)に着けば継承戦は終わる見込みだと、出航の場面で語られている。期限の代わりをしているのは、船の到着予定のほうです。

王子たちを急がせているのは規則ではなく、着いてしまうことのほうだ。俺にはそう読める。降りられない船に乗っている以上、時間は勝手に減っていく。逃げ場がなく、着く日も決まっている(→ ブラックホエール号の内部は5階層)。

その予定が、まだ1/6しか消化されていません。

まとめ|ブラックホエール号の航海はどこまで進んだか

  • 航海の予定は、人類の領海域の端まで3週間・未開海域を5週間で、足して8週間=56日
  • 話数まで押さえられる経過は No.389 時点の10日。残りは46〜50日ほど
  • 8週間で着くのは新大陸(仮)で、暗黒大陸そのものではない
  • 幅を作っているのは「2か月」が概数であること、39巻の範囲で12日前後まで来ること、物語が時系列順でないこと
  • 継承戦の規則に期限は無く、代わりに「着いたら終わる」という航海の予定が期限として働いている

あれだけの人数が脱落しても、船旅としては1/6です。残りに何が詰まるのかは分かりません。ただ、時間のほうはまだ十分に用意されている。

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