ハンターハンターの公式人気投票は、これまでに3回。1位キルア・2位クラピカ・3位ゴンの並びは、3回とも同じです。
票は主人公のゴンより、キルアとクラピカの2人に集まっています。第1回のゴンの票は、1位キルアの3割にも届かない。
投票総数に占める割合で3回を比べると、動かない数字と動く数字に分かれます。ゴンの票は毎回、総数の約1割。キルアとクラピカの2人が総数に占める割合は、回ごとに下がりました。4位から下は、毎回顔ぶれが入れ替わっている。
※キメラアント編までの登場人物に触れます。扱うのは単行本既刊分(〜39巻)まで。
ハンターハンターの人気投票3回の上位と、票の割合
| 基準 | 第1回 | 第2回 | 第3回 |
|---|---|---|---|
| 結果が載った先 | 7巻 | 12巻 | ハンターズガイド |
| 1位 | キルア 13,728票 | キルア 7,488票 | キルア 約5,200票 |
| 2位 | クラピカ 13,498票 | クラピカ 7,176票 | クラピカ 3,467票 |
| 3位 | ゴン 3,929票 | ゴン 2,472票 | ゴン 約2,100票 |
| 4位 | ヒソカ | クロロ | カイト |
| 投票総数 | 約3.8万票 | 約2.4万票 | 約2万票 |
| ゴンの票は1位の何割か | 3割弱 | 3割強 | 約4割 |
| キルアとクラピカの票が総数に占める割合 | 約7割 | 約6割 | 4割強 |
| ゴンの票が総数に占める割合 | 約1割 | 約1割 | 約1割 |
| 4位から下の票が総数に占める割合 | 2割弱 | 約3割 | 5割近く |
公式の人気投票で、結果が単行本と公式ガイドブックに載ったのは3回です。7巻は天空闘技場編、12巻はヨークシン編の巻。ハンターズガイドは2004年に出た公式ガイドブックです(→ ハンターズガイドと本編の食い違い)。
回ごとの差が大きいのは、総数に占める割合の行。そのなかで、ゴンの割合だけが3回とも同じ数字で並んでいます。
人気投票の1位と3位の差が縮んだのは、ゴンの票が増えたからではない
1位キルアとゴンの差は、回を追うごとに縮んでいます。第1回のゴンは1位の3割弱、第2回は3割強、第3回で約4割。
ただ、ゴンの票そのものは増えていない。投票総数に占めるゴンの割合は、第1回が10.4%、第2回が10.2%、第3回も約1割。総数が約3.8万票から約2万票へ減っても、ゴンに入る割合は変わりませんでした。
縮んだのは、上の2人の側です。キルアとクラピカの票を合わせると、第1回は総数の約7割。第2回で約6割、第3回で4割強まで下がった。
第1回の2人は、ほぼ同じ票数。キルアとクラピカの差は230票しかない。3位のゴンとは、2人ともそれぞれ3倍以上の開きがあります。
人気投票3回目で割合を大きく落としたのはクラピカ
2人が同じように減ったわけではありません。総数に占める割合は、キルアが36%台から約25%へ。クラピカは36%弱から17%へ下がっている。
第2回までは、クラピカの票はキルアの95%以上。第3回ではキルアの約3分の2です。2人の差も、230票から約1,700票に開いた。
ヨークシン編のあと、クラピカは物語の中心から離れます。グリードアイランド編とキメラアント編では、前に出る場面がほとんどない。
キルアのほうは、グリードアイランド編でもキメラアント編でも、ゴンと一緒に動いている。割合の下がり方の違いは、この出番の差と重なって見えます。
ただし、出番が多ければ票が伸びる、とまでは言えません。クラピカが物語の中心にいたのはヨークシン編です(→ ハンターハンターの主人公交代はヨークシン編で起きていた)。そのヨークシン編の巻に載った第2回でも、クラピカの割合はキルアを下回り、第1回より下がっていた。出番の差が効いて見えるのは、減る側だけです。
4位から下は毎回入れ替わる、例外はヒソカとレオリオ
上の2人の割合が下がったぶん、4位から下の割合が上がっています。4位から下の票を合わせると、総数の2割弱から約3割、第3回で5割近く。その4位から下は、回ごとに顔ぶれが入れ替わっていました。
- 第1回の4〜10位: ヒソカ・レオリオ・イルミ・サトツ・ハンゾー・ポンズ・カイト。全員がハンター試験編までに出てくる人物
- 第2回で新しく入った人物: クロロ・マチ・フェイタン・ゼノ。旅団の3人はヨークシン編で前に出てくる。マチだけは天空闘技場編で、ヒソカの腕を縫う場面に先に顔を見せている。ゼノはキルアの祖父で、ヨークシン編でクロロと戦った
- 第3回で新しく入った人物と、戻った人物: 新しく入ったのはネフェルピトーとビスケ。ピトーはキメラアント編、ビスケはグリードアイランド編の人物。カイトは第2回で外れたあと、10位以内に戻った。グリードアイランド編の終わりに、ゴンの前へ再び現れた人物です
入ってくるのは、結果が載るまでの連載で前に出ていた人物。代わりに、第2回ではサトツ・ハンゾー・ポンズ・カイトが10位以内から外れました。第3回で外れたのはマチ・イルミ・ゼノです。
この入れ替わりから外れているのが、ヒソカとレオリオの2人。1〜3位のほかに、3回とも10位以内に残ったのはこの2人だけです。
| 人物 | 第1回 | 第2回 | 第3回 |
|---|---|---|---|
| ヒソカ | 4位 | 5位 | 7位 |
| レオリオ | 5位 | 6位 | 5位 |
ヒソカの票は、1,846票・1,144票・936票。総数に占める割合にすると、3回とも5%弱でほぼ変わらない。順位は4位から7位へ下がっていますが、ヒソカの割合が減ったからではありません。ほかの人物の割合が上がって、上に来ただけです。レオリオは3%前後から、第3回で5%台に上がりました。
俺には、票が2種類に分かれているように見えます。1つは、ゴンとヒソカに毎回ほぼ同じ割合で入る票。もう1つは、その時の連載で目立った人物のほうへ動く票です。キルアとクラピカは、第1回で後者もまとめて集めていた。新しい人物が出てくるたびに、そのぶんを手放していったと読めます。レオリオの上がり方だけは、この読みでは説明しきれません。
人気投票で動いた票と動かなかった票
3回の違いは、どの人物の人気が上がったかだけでは説明が付かない。割合が動かない票と、編と一緒に動く票の2つがあると見れば、3回の数字がそろいます。
第1回の10位以内は、全員がハンター試験編までの人物でした。比べる相手が少ない時期だったと見れば、動く票がキルアとクラピカの2人にまとまったのも分かります。編が進むと、旅団やグリードアイランドの人物、キメラアントが加わる。動く票は、その人たちのほうへ分かれていったと読めます。
ゴンの約1割が動かないのは、ゴンが主人公だからだと俺は読みます。ゴンは、3回の投票が行われた時期のどの編にも出ている主人公。連載の中身が変わっても、主人公に入れる票はそのまま残ると見れば、割合がそろうのも分かります。
第1回ではクラピカの3分の1にも届かなかったゴンが、第3回ではクラピカの約1.6倍の票にまで近づいている。これもゴンが伸びたのではなく、クラピカの側から動く票が抜けた結果です。
動く票がどこへ行くかは、回ごとに変わりました。動かない票は、3回とも同じ人物に同じ割合で入っている。1〜3位の並びが3回そろったのは、この2つが重なった結果です。
まとめ|ハンターハンター人気投票3回で動かなかったゴンの1割
- 公式の人気投票は3回。1位キルア・2位クラピカ・3位ゴンの並びは3回とも同じ
- ゴンの票は1位の3割弱から約4割へ近づいたが、総数に占める割合は3回とも約1割で変わっていない
- キルアとクラピカの2人の割合は、約7割・約6割・4割強と回ごとに下がった。第3回で大きく落ちたのはクラピカ
- 4位から下は毎回入れ替わり、入ってくるのは直前の連載で目立った人物。3回とも残ったのはヒソカとレオリオだけ
- 票には、ゴンやヒソカに毎回同じ割合で入る票と、その時の連載で目立った人物へ動く票がある、と読める
1位から3位の並びだけを見ると、3回の人気投票は同じ結果に見えます。割合で比べると、動いたのは上位2人の票が総数に占める割合と、4位から下の顔ぶれ。ゴンの票は、総数の1割から動いていません。
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