モタリケ|島で暮らしてもカードの奪い合いから抜けられないプレイヤー

モタリケの3つの場面に、島での暮らしそのものは出てきません。グリードアイランドから出られず、島の中で結婚して定職に就いたプレイヤー。それなのに、出番はどれもカードの奪い合いです。

自分からカードを奪いにいき、捕まって奪う側に使われ、顔まで変えられて作戦の道具にされる。島で暮らすしかなくなった人でも、カードの奪い合いからは抜けられない。モタリケはそう読める人物です。

※グリードアイランド編(13〜18巻)のうち、モタリケの出番がある14〜16巻の内容に触れます。扱うのは単行本既刊分(〜39巻)まで。

モタリケは、グリードアイランドから出られなくなったプレイヤー

モタリケは、弱すぎてゲームの外へ出られなくなったプレイヤー。島の中で結婚し、定職にまで就いています。

グリードアイランドに、外へ出る手段がないわけではない。離脱(リーブ)の呪文カードもあれば、港の通行チケットもあります。ただ、どちらも手に入れるのは難しい。チケットは、港の所長から金で買うか、所長を倒すしかありません。モタリケには、そのどちらもできなかった(→ グリードアイランドの攻略に念が要る理由)。

モタリケの3つの場面を、カードとの関わりで分ける

名前だけなら16巻のブックの名簿にも出てきますが、本人が出る場面は3つです。

場面 巻 カードとの関わり
キルアに窃盗を使う 14巻 自分から奪いにいく
ゲンスルー組にダイスを振らされる 16巻 奪う側に使われる
顔を変えられ替え玉にされる 16巻 奪う作戦の道具

2つ目は16巻 No.152「接触」。ゲンスルー組に捕まったモタリケは、無理やりリスキーダイスを振らされていた(→ ゲンスルーの念能力)。最初の1回で大凶を出して死んだプレイヤーがいる、と語っていたのはモタリケ自身です。危ないと知っているダイスを、他人の代わりに振らされている。

3つ目も16巻。モタリケは顔を変えるアイテム(マッド博士の整形マシーンとされる)で別人の顔にされた。もう1人の捕虜と2人で、サブとバラの替え玉にされています。本物の2人がツェズゲラ組に近づくための目くらましです(→ ハンターハンターの変装・なりすまし)。

島の暮らしは語られるだけで、家や妻が出てくる場面は見当たりません。

最初の出番は、モタリケが自分からカードを奪いにいく場面

3つのうち、1つだけ向きが違う場面があります。14巻、モタリケが自分からカードを奪いにいく最初の出番です。

狙ったのは、ゴンとキルアがじゃんけん大会で手に入れた真実の剣。モタリケは、指定ポケットのカードを奪う窃盗(シーフ)の呪文をキルアに使った。ところが剣はゴンのフリーポケットに入っていて取れない。消えたのは、モタリケが使った窃盗のカードだけでした(→ グリードアイランドのカードは100種類)。

結婚して定職に就いた身の上が語られる場面なのに、やっていることはカードの奪い合い。剣は売るつもりだったとされています。

ほかの2場面では、モタリケは使われる側でした。この場面だけは、自分から仕掛けている。この例外があるから、モタリケの役がはっきりすると俺は思う。島で暮らすしかなくなっても、カードは売れば金になり、暮らしの足しにできる。だから自分からも手を出す、と読めます。巻き込まれた2場面の前に、自分から入った1場面が置かれている。

モタリケのその後|死ぬ場面は描かれていない

替え玉にされたあと、モタリケが死ぬ場面は描かれていません。資料によっては生きて解放されたとされますが、解放の場面ははっきりしない。

死亡説もあるものの、作中に死ぬ描写は無い。出番は、ゲンスルー組の作戦に使われたところで終わっています。

攻略しないプレイヤーにもゲームが及ぶことを、モタリケが示している

グリードアイランドの話は、ゴンたちのように攻略を目指すプレイヤーを中心に進みます。モタリケは、その外にいるプレイヤー。攻略に加わらない人が、ゲームの中でどう扱われるかが分かる位置にいる。

3つの場面は、自分から奪いにいき、奪う側に使われ、その作戦の道具にされるという流れ。島で暮らすしかなくなったプレイヤーにも、このゲームではカードの奪い合いが付いて回る。冨樫はそれを描いたのだと思います。出られないモタリケは、攻略をやめても島にいる限りプレイヤーのままでした。

まとめ|モタリケとグリードアイランド

  • モタリケは、弱くてグリードアイランドから出られず、島の中で結婚して定職に就いたプレイヤー
  • 外へ出る手段(離脱の呪文カード・港の通行チケット)はあるが、手に入れられなかった
  • 本人が出るのは、キルアに窃盗を使って失敗する、ゲンスルー組にダイスを振らされる、顔を変えられて替え玉にされるの3場面
  • 最初の場面だけは自分から奪いにいく側で、そのあとの2場面で使われる側に回る
  • 死ぬ場面は描かれず、資料によっては解放されたとされる。攻略をやめても、島にいる限りカードの奪い合いは付いて回る

関連記事:

タイトルとURLをコピーしました