ルイーニーの念能力|空間移動の制約は行き先より出発点の部屋に多い

ルイーニーの空間移動は、出発点の部屋を使い捨てにする代わりに、確かな戻り先を手に入れる能力です。制約を数えると、出発点の部屋の側に2つ、行き先の側に1つ。扉が開いて密室でなくなれば、その部屋では二度と能力を使えない。

※王位継承戦編のうち36〜38巻の内容に触れます。扱うのは単行本既刊分(〜39巻)まで。

ルイーニーはエイ=イ一家の構成員|サイキンオセンで念に目覚めた男

ルイーニーは、ブラックホエール号に乗り込んだカキンのマフィア、エイ=イ一家の構成員。モレナのサイキンオセン(恋のエチュード)の発症者で、左頬に三日月の傷がある。系統は、Wikipedia やファンの整理サイトでは放出系とされています。

能力の名前は、作中で明かされていない。発症者が発に届くまでの仕組みは、モレナの念能力“恋のエチュード” で扱いました。

ルイーニーの空間移動の決まり|No.379 の本人の説明

能力の中身は、36巻 No.379「共闘」でルイーニー自身の言葉として語られる。まとめると、次の4点です。

  • 扉が1つで、ほかに出入りできない壁に覆われた個室にいることが、発動の条件
  • 発動すると、その部屋の壁や床から別の場所へ移動できる
  • 元の部屋には、いつでもどこからでも戻れる
  • 行ける場所は、一度行ったことのある所に限られる

もう1つ、使えなくなる決まりがある。元の部屋の扉が開いて密室でなくなると、能力はリセットされる。そのあとは「二度とその部屋で能力は使えない」とされています。

出発点の部屋と行き先、制約が多いのはどちらか

制約と誓約の考え方で、この決まりを「背負う条件」と「できること」に分けると、次のようになる。

決まり かかる側 種類
扉が1つで、ほかに出入りできない個室にいる 出発点の部屋 条件
扉が開くとリセットされ、その部屋では二度と使えない 出発点の部屋 条件
一度行ったことのある所にしか行けない 行き先 条件
部屋の壁や床から別の場所へ移動できる 出発点の部屋 できること
元の部屋へはいつでもどこからでも戻れる 出発点の部屋 できること

条件は出発点の部屋に2つ、行き先に1つ。発動の条件を「扉が1つ」と「壁に覆われた個室」に分けて数えれば、3対1になります。どちらで数えても、行き先の側が多くなることはない。

行き先の条件は、行ったことのある所だけ、という1つきり。距離の上限や、行き先の部屋の形についての決まりはありません。

できることも出発点の部屋に結びつく|いつでも戻れる元の部屋

できることの側も、出発点の部屋につながっている。移動の入口は部屋の壁や床です。そしてどこへ移動しても、戻る先は元の部屋1つに決まっている。

俺は、この作りで元の部屋が安全な拠点になっていると読んでいます。外で何かあっても、戻れば扉1つの密室の中。扉を開けられない限り、いつでも戻れる状態は続きます。

逆に、扉が開いた時点で、拠点と戻り道がまとめて使えなくなる。リセットのあとに同じ部屋を密室に戻しても、その部屋はもう使えない。条件として背負っているのは、部屋そのものを使い捨てにすることです。

ルイーニーの能力は部屋を使い捨てにする空間移動

行き先の条件は1つで、重い条件は出発点の部屋に置かれている。部屋1つを使い捨てにする代わりに、移動と確かな戻り先を手に入れる作りです。強さを決めるのは、開かずの個室を確保し続けられるかどうか。部屋の限られた船の上では、そこがいちばん難しいところでもあります。

ルイーニーは38巻 No.393「懇願」で、幻影旅団のノブナガに一瞬で殺された。戻り先が確かでも、能力を使う間がなければ役に立たない。俺は、この最期が能力の弱いところを見せていると思う。

まとめ|ルイーニーの念能力の制約と強さ

  • ルイーニーの空間移動は、出発点の部屋を使い捨てにする代わりに、元の部屋へいつでも戻れる能力
  • 制約は出発点の部屋に2つ(扉1つの個室・扉が開くと二度と使えない)、行き先に1つ(行ったことのある所だけ)
  • できること(壁や床からの移動・元の部屋へ戻れること)も、出発点の部屋に結びついている
  • 扉が開くと、拠点と戻り道がまとめて使えなくなる
  • ノブナガに一瞬で殺された最期では、戻り先の確かさは役に立たなかった

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