ハメ組のメンバー|ゲンスルーの爆弾を外せたのはアベンガネだけ

ハメ組で生き延びたのは、アベンガネだけでした。ゲンスルー本人ではなく、ゲンスルーの爆弾を相手にした除念師です。

力で挑んだジスパー、抜け駆けで交渉に行ったプーハット、組を代表して取引したニッケス。3人ともゲンスルーの前に出て、死んだ。洞窟で待っていた仲間も、同じ一斉起爆で死んでいます。前に出たかどうかで、生死は分かれていない。

比べるのは2者。ゲンスルー本人かその約束を相手にして死んだ側と、爆弾を相手にしたアベンガネです。

※グリードアイランド編のハメ組の結末と、ゲンスルーとの戦いの決着に触れます。扱うのは単行本既刊分(〜39巻)まで。

ハメ組とは|ゲンスルーが結成時からいたプレイヤーの集まり

ハメ組は、グリードアイランドでクリアを狙ったプレイヤーの集まり。ニッケス、ジスパー、ゲンスルーたちが結成し、人を増やしながら指定ポケットカードを集めていた。バッテラの選考会に合格したプーハットとアベンガネも、合格後にここへ加わっています。

ジスパーは、加入した者をアジトへ案内する役目の青年。ゲンスルーを除けば、組でいちばん戦える人物とされる。作中でアベンガネは彼を「ジスパ」と呼び、名前の表記には揺れがある。

ゲンスルーは結成時からの初期メンバー。仲間の顔をしたまま、全員の体に爆弾の念「命の音(カウントダウン)」を仕掛けていた。組が壊れ始めるのは、彼が正体を明かした洞窟の場面からです。

爆弾の仕組みはゲンスルーの念能力にまとめました。正体を明かすまでの流れはハンターハンターの潜入者・スパイが正体を明かす条件。ハメ組が集めていたカードはグリードアイランドの攻略に念が要る理由で扱っています。

ハメ組のメンバーを「何を相手にしたか」で比較|差が出たのは爆弾の扱い

死んだ側には、ジスパー・プーハット・ニッケスと、洞窟で待っていた仲間が入る。基準は4つです。

基準 死んだ側 アベンガネ
相手にしたもの ゲンスルー本人か、その約束 体の爆弾
ゲンスルーの説明 受けていた 受けていた
体の爆弾 残ったまま 念獣に移した
結末 死亡 生き延びた

差が出たのは、体の爆弾をどうしたかだけ。ゲンスルーの説明は、どちらも同じように受けている。

ジスパー・プーハット・ニッケスがゲンスルーの前に出た形|力・抜け駆け・取引

3人の向かい方はばらばらでした。

  • ジスパーは、正体を明かしたゲンスルーの背後へ一瞬で回った。すぐに気づかれ、顔面を爆破されて助からなかった
  • プーハットは、組に相談せず独断で交渉に行った。自分だけ助かろうとした交渉だったとされる。ゲンスルーは取り合わずに殺し、亡骸は仲間のバラの手でハメ組へ送り返された
  • ニッケスは組を代表して条件をのみ、集めた指定ポケットカードを渡した。約束はカードと引き換えの解除(リリース)

カードを受け取ったゲンスルーは、解除を装って全員の爆弾を一斉に起爆させた。そばにいたニッケスも、洞窟で待っていた仲間も、同じ瞬間に死んだ。

力・言葉・取引と手段は違っても、向かった先はみなゲンスルーの体か口。待っていた仲間も、ゲンスルーの解除を待つ側でした。

爆弾の説明は全員が受けていた|それでも爆弾に手を出せなかった理由

カウントダウンは、能力の中身と外し方を相手に教えないと動かない。だから爆弾をかけられた者は、みな同じ説明を受けていた。外す条件は、ゲンスルー本人の体に触れて「ボマー捕まえた」と言うこと。

俺が気になるのは、この説明の中身です。教えられた外し方は、どれもゲンスルーの体を通る。触れるにはゲンスルーに近づくしかない。もう1つの道として示された解除も、ゲンスルーがカードと引き換えに行うものでした。

つまり、除念を持たない者には、ゲンスルーを通らずに爆弾を外す道がそもそも無い。プーハットの交渉も、ニッケスの取引も、教えられた道の上の動きと読めます。説明を全部聞いたうえで、ゲンスルーの体の外に道を持っていたのは、除念師のアベンガネだけ。

ゲンスルーの能力は、手の内を全部明かしても逃げられない作りです。明かした外し方そのものが、相手を自分のほうへ呼び寄せる。ハメ組の壊滅は、その作りがいちばんよく効いた場面だと思う。

アベンガネはゲンスルーと戦わなかった|近づいたのはゴンが倒したあと

アベンガネは、ゲンスルーの言う解除を信じなかった。爆死までの残り時間で、まずゴンとビスケにゲンスルーの能力の中身を伝える。そのうえで森で儀式を行い、自分の爆弾を念獣に喰わせました。

爆弾が解けたわけではない。念獣に移っただけで、念獣はアベンガネにまとわりつき、外す条件を満たすまで離れない。除念の仕組みはアベンガネの念能力で詳しく扱っています。

アベンガネがゲンスルーに近づいたのは、ゴンがゲンスルーを倒したあと。縛られたゲンスルーに触れ、「ボマー捕まえた」とささやいてカウントダウンの念獣を消した。ゲンスルーに教えられた外し方を、戦いが済んでから使ったことになります。

ハメ組で生死を分けたのは、ゲンスルーを通らない道

俺の読みでは、死んだ側に足りなかったのは勇気でも慎重さでもない。ゲンスルーの体を通らずに爆弾を外す手段です。前に出た3人も、待っていた仲間も、教えられた道しか持っていなかった。

アベンガネは、その道の外に除念を持っていた。だから戦わずに済み、ゲンスルーには倒されたあとで触れればよかった。ハメ組の中で、ゲンスルーの説明を自分の外し方に変えられたのは彼1人です。

ハメ組の壊滅は、敵に向かった者が負け、退いた者が助かった話ではありません。その壊滅の中で生き残る1人を、冨樫は戦わない除念師にした。俺はそこに、力でも交渉でも外せない爆弾を描いた狙いがあると思います。

まとめ|ハメ組のジスパー・プーハット・ニッケスとアベンガネ

  • ハメ組でゲンスルーの前に出たのは、力で挑んだジスパー、独断で交渉に行ったプーハット、組を代表して取引したニッケスの3人
  • 3人とも死んだが、洞窟で待っていた仲間も一斉起爆で死んでいる。前に出たかどうかは生死を分けていない
  • カウントダウンの外し方は、ゲンスルーの体に触れるか、ゲンスルーの解除を待つか。どちらもゲンスルーを通る
  • 生き延びたアベンガネは戦わず、能力の中身をゴンとビスケに伝え、自分の爆弾を念獣に移した
  • アベンガネがゲンスルーに近づいたのは、ゴンが倒したあと。触れて「ボマー捕まえた」と言い、念獣を消した

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