グリードアイランドのクリア条件は、指定ポケットカードを100種類そろえること。ただし自力で集めるのは99種類です。最後の1枚だけ、手に入れ方が違う。
そして作中で示されているカードの枚数を積み上げると、もっと厳しい数字が出てきます。99種類を同時にそろえられるのは、島全体で3人まで。セーブして挑める人数は理論上800人なので、そろえきれる人数のほうが桁違いに少ない。
※グリードアイランド編の結末に触れます。
グリードアイランドのバインダーは、収める場所が2種類ある
数え方を決めるところから始めます。プレイヤーが持つバインダーには、カードを入れる場所が2つある。
ひとつが指定ポケット。No.000 から No.099 まで、番号ごとに1つずつ用意されています。そこに入るのは、同じ番号のカードだけ。違う番号を入れれば、その場で壊れます。
もうひとつがフリーポケット。こちらは45か所で、何を入れてもいい。呪文カードも、重複した指定ポケットカードも、行き先はここです。
クリア条件に関わるのは指定ポケットのほうだけ。フリーポケットをいくら埋めても、ゲームは終わりません。
計算に使えるグリードアイランドの確定した数字
計算に使える数を並べます。どれも作中で描かれている。
| 数字 | 中身 |
|---|---|
| 100 | 指定ポケットの数 |
| 45 | フリーポケットの数 |
| 40 | 呪文カードの種類 |
| 99 | No.000 が動き出すのに必要な種類数 |
| 3 | クリアした人が持ち出せる指定ポケットカードの枚数 |
もうひとつ、数字ではないが見落とせない材料があります。指定ポケットカードには、入手難度を表すランクと「カード化限度枚数」が設定されている。限度枚数は、そのカードが島の中に何枚まで存在できるかの上限。No.000 から No.099 まで、100種すべてに数が決まっています。
集める指定ポケットカードは99種類しかない
まず、100と99の差から。
No.000 のカードは「支配者の祝福」。これは探して見つけるものではない。
No.001 から No.099 までの99種類がバインダーに収まる。すると、カードに関するクイズ大会が開かれる。最後の1枚は、その優勝者に渡ります。
だから集める作業は99種類で終わる。クリア条件の100種類のうち、1種類は集める対象ではなかった。
しかも、99種類そろえた本人に渡るとは限りません。クイズには他のプレイヤーも参加してくる。集める競争に勝った人と、最後のカードを持つ人が別になりうる作り。
グリードアイランドで99種類そろえられるのは3人まで
カード化限度枚数を見ると、人数の上限まで出せます。
No.001「一坪の密林」はSSランクで、限度枚数3枚。No.002「一坪の海岸線」も同じくSSランクで3枚。この2種類は、カードとして島に3枚までしか存在できません。
指定ポケットは番号ごとに1つで、入るのは同じ番号のカードだけ。つまり No.001 を指定ポケットに収めているプレイヤーは、同じ瞬間に3人が上限。99種類には当然この番号も含まれます。
99種類をそろえている人の数は、どうやっても3人を超えられない。一方、ソフト100本にメモリーカードが8枚ずつ。セーブして挑める人数は理論上800人です。挑める側の800に対して、そろえきれるのは3。
No.000 に至っては限度枚数1枚。「支配者の祝福」を持てるのは、島にただ1人です。
1人が何枚のカードを触るかは計算できない
では、99種類そろえるまでに1人が手にするカードは何枚なのか。ここからは推定が混じる。そして、この数字は出せません。
理由は3つ。
まず、限度枚数は島全体の在庫であって、1人が必要とする枚数ではない。3枚しかないカードを1枚確保するのに、何回の交換や戦いが要るのか。そこはそのときの持ち主しだい。
次に、消費されるカードがある。Sランクの指定ポケットカードには、別の指定ポケットカードをアイテムに戻して使うものがある。そういうカードが多いとされています。何を何枚使うかは、集める順で変わる。
そして重複。同じ番号は指定ポケットに1枚しか入らないので、2枚目からはフリーポケット行きになります。交換の材料として何枚抱えるかは、相手との駆け引きしだい。
確定しているのは在庫のほうで、1人あたりの消費量ではない。だから合計枚数を断定できる材料はない。言えるのは、99枚では足りないという方向だけです。
フリーポケットの45が、一人でのクリアを止めている
確定しているのは45と40という枠の数だけ。ここから先は、その枠がどう使われるかの読みになります。
45が手札の上限。呪文カードは全40種。移動も攻撃も、カードを奪うのも呪文カードで行う。
戦うつもりなら、常に何枚かを持っておくことになる。すると交換材料を抱えられる枠は、そのぶん減ります。
一人で全部を抱え込もうとすれば、この45が先に埋まる。誰かに預けるか、手放すしかない。バインダーの容量が、そのまま仲間を必要とする理由になっていると俺は見ています。
ゲンスルーたちが集める段階で人海戦術の集団に加わっていたのも、同じ事情でしょう。あの3人は他のプレイヤーを騙して奪う側に回りますが、集めること自体には人数が効いていた(→ ゲンスルーの念能力は手の内を全部明かす)。
ゴンの側も、終盤は3人で役割を分けている。一人で進めていたら、45の枠は先に埋まっていたはず。ジャジャン拳の強さだけで届く数字ではありませんでした(→ ゴンの念能力ジャジャン拳が単純すぎる理由)。
増やす方向の数字だけが、どれも止められている
数字を並べ直すと、冨樫が何をしたかが見えてきます。
このゲームは、収集を楽しませる作りになっていません。
ポケットは100あるのに集めるのは99。手札は45で止まる。欲しいカードは島に3枚しかない。増える側の数字が、どれも途中で抑えられている。
抑えられているぶん、プレイヤーは他人のところへ行くしかない。交換するか、奪うか、組むか。カードの数え方が、そのまま人間関係の数え方になっています。
島そのものはヨークシンシティの真東にある実在の島です。念で作られているのは、その上に載ったカードと呪文の仕組みのほう。具現化はその要素のひとつで、出す前に何を出すか決めきる必要がある力でした(→ 具現化系の念能力は使う前に決まる)。100・45・40という数も、島を開く前に決まっていた。
なお、カードを物に戻すときは「ゲイン」と唱えます。ただしこれはゲームの操作で、唱えるほど強くなる念の技名宣言とは働きが違う(→ 念能力の技名を叫ぶと威力が上がる)。
3人という上限は「擬態」で動くかもしれない
ここまでの答えは2つ。集めるのは99種類、そろえられるのは同時に3人まで。
後者を支えている前提は、限度枚数がそのままクリアの上限として働くことです。ここには例外になりうる要素が残っている。呪文カードには「贋作」「複製」「擬態」がある。これらで同じ番号に変身させたカードは、指定ポケットに収められます。
変身させたカードがクリアの判定でも通るなら、3という上限は動く。そこまでは作中に描かれていません。この一点が緩いかどうかで、そろえられる人数は変わります。
ゴンたちも、持ち出した3枚のうち1枚に「擬態」を使っている。指定ポケットカードに見せかけて外へ出しました。少なくとも見た目の上では通っている。
だから3人という数は、確定した材料から出せるいちばん厳しい見積もり。絶対に超えられない上限とは言い切れません。
一方、集めるのが99種類だという結論のほうは動きにくい。No.000 の入手条件は作中でそのまま示されているからです。ゴンが持ち帰ったカードでジンを訪ねようとする展開も、この設計の延長にあると俺は思っています(→ ジンの目的は”探すこと”そのもの)。
まとめ|グリードアイランドは、そろえられる人数が先に決まっている
- クリア条件は指定ポケットカード100種類。ただし No.000 は99種類そろってから開かれるクイズの優勝者に渡るので、集めるのは99種類
- 確定している数字は、指定ポケット100・フリーポケット45・呪文カード40種・持ち出し3枚
- 指定ポケットカードは100種すべてにカード化限度枚数が決まっている。No.001 と No.002 は3枚、No.000 は1枚
- 指定ポケットは番号ごとに1つなので、99種類を同時にそろえられるのは3人まで。セーブして挑める人数は理論上800人
- 1人が触る枚数は計算できない。限度枚数は島全体の在庫で、消費や重複の回数は集め方しだいで変わるため
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- ゴンの念能力ジャジャン拳が単純すぎる理由 — 力だけでは届かなかった理由
- 具現化系の念能力は使う前に決まる — 開く前に数が決まっていた話
- 念能力の技名を叫ぶと威力が上がる — 唱えることの意味が違うほう
- ジンの目的は”探すこと”そのもの — 持ち帰ったカードが向かおうとした先

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